ネットショップの注文で、日本製と中国製の旅館浴衣の注文をいただきました。
こうやって比べると、品質の違いがよくわかります。
ていうかタタミ方からして違います。日本製は着物と同じタタミ方をしていますが、中国製はシャツと同じタタミ方です。これって作っている工場の認識が、着物の一つをつくっているのか、ちょっと変わったガウンを作っているのか、といったところが現れています。
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旅館・ホテル浴衣 日本製 遊美 花かすみ柄
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/yukata-j16.html
中国製カラー浴衣 風香シリーズ 業務用仕様 女性用 菊ろまん柄
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/yu-3702c01.html
中国製の旅館浴衣の特徴は、生地に地色が付いていること。日本製は逆に生地の白を生かしたデザインを使います。
そう中国製は生地の白度が今ひとつ。
日本製は、特製の白が際立つ生地を使っています。
また日本製は、耐久性の高い「ディクセル方式顔料プリント」を使っていますが、中国製は普通の顔料プリントです。
日本製の湿摩擦耐久性が4~5に対して、中国製は2~3です。
でも、実際は中国製の方が売れています。価格ももちろんですが、デザイン的に好まれるものが多いし、使っている色も派手なものが多いから。
じゃあ何故日本製は、そういうデザインを作らないのか。
派手な色は耐久性がありません。なので耐久性を上げるために、日本製は派手な色を使いません。
デザイン的には、日本製は老若男女が着て似合う物を目指します。また屋内で着た時に、日本人の顔が映えるようなデザインを考えています。
パッと見て売れるようなデザインではなく、長く業務用として使えるものを日本製では目指しています。