· 

和晒し 天竺木綿

天竺木綿とは、太番手の糸で経緯同じ密度で平織りした織物のことです。最初は明治時代にインド(天竺)から輸入されたので、天竺木綿と呼ばれました。

 

今の天竺木綿は、簡単に言うとシーツに使われるシーチングとほぼ同じ(正確には打ち込み本数とか違いますが)

20番手という太さの糸を、平織りにしている木綿の生地です。

 

この生地を、晒し(白くする)加工の際に、洋晒しではなく和晒しで行ったというのがこちらの商品です。

 

和晒し 天竺木綿

Yahoo!ショッピング 天竺木綿 和晒し加工 三巾(106cm) 35m巻き 打ち込み120本

 :https://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/tj-j001w.html

 

一般的に流通してる生地のほとんどは、「洋晒し」加工です。

「洋晒し」は、漂白剤を入れ圧力をかけで晒し(白く)ます。代替ですが40分くらいで白くなるそうです。

ですが繊維は潰れていびつになり、また漂白剤などの化学物質がどうしても残ってしまいます。

 

「和晒し」は、ゆっくりと晒していきます。加工時間は約3日。

時間がかかるかわりに繊維は潰れることなく、化学物質も残りません。

 

 

どちらが良いのかは使う人の好みになりますが、個人的には和晒し加工の生地の風合いの良さが一押しです。

触っているだけで手が離れたくない、と感じるくらいです。