弊社は浴衣専門の店ですが、旅館・ホテル関係のお客様が多い関係上色々な業務用繊維製品も取り扱っております。
今回ご注文いただいたのが、「サウナマット」。
サウナに入った時、床や椅子のところに敷いてあるタオル地のマットです。
サウナは汗をかくために入る所。
なので滴り落ちた汗をきちんと吸収することが大切です。
そのため、サウナマットはバスタオルを二枚重ねて作られています。
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以前はこの「ゴールド」色だけしかありませんでしたが、今では茶色などのバリエーションも増えています。
なぜ「ゴールド」が多かったのか。
昔は、耐久性の高いけど発色の良い「反応染料」で染めていました。
ですが「反応染料」は色出しが不安定で、その中で一番安定している「ゴールド」がよく使われるようになりました。
サウナマットは足で踏みつけられ、たくさんの人の汗に浸されるという、タオル類の中で一番過酷な使われ方をされていますので、耐久性がとても重要なのです。
じゃあ、昔はこの「ゴールド」だけしかなかったのか、というとそうではなく、他の色が欲しい場合はオリジナルで作っていました。
先にも書いたように、バスタオルを二枚重ねて作っているので、好きな色のバスタオルを選んでオリジナルのサウナマットを使っている施設もけっこうありました。
ただ床に敷くものですので、色選びが難しいのです。
下に見るものなので、茶系が良いのですが、中には青や赤などを使っているところもあって、使ってみるとちょっと落ち着かない、ということもありました。
耐久性、といった性能だけで選ばれたはずの「ゴールド」ですが、使用感もちょうどハマった色だったと思います。