会社では宣伝用ののぼり旗を出しているのですが、すぐに劣化してしまうのが痛いところでした。
今まで使っていたのは、ポリエステルの生地にインクジェットでプリントしたもの。まちなかでもよく見かける、写真もプリントしてある一般的によく目にする物です。
で、少しでも劣化を防ぐためにとチチワが無いところは三巻縫いをしていました。が、やっぱり破れてきますし、色も薄くなってくる。
これは必要経費として次々作らないといけないのかな、と思っていたのですが、先日手捺染工場に行った際に布製(木綿)に捺染したのぼりを作るように決めました。
弊社は「舘山寺街道」と呼ばれる温泉地へ続く幹線道路沿いにあります。
すぐ近くの交差点はいつも渋滞気味。旅館やホテルの送迎バスも弊社の前で渋滞の列が動き出すのをよく待っています。
なので少しでも宣伝になればとのぼり旗を立ててます。
実際に、こののぼりを見て会社を訪ねてきてくれた旅館・ホテルの方もいらっしゃいますので、宣伝効果有りなのです。
弊社のある静岡県浜松市は「遠州の空っ風」と呼ばれるくらい風の強いトコロ。
それもあるのか、ポリエステルにインクジェットののぼりでは、寿命は4ヶ月~半年といったところ。
という話を手捺染工場でしたら「天竺木綿に手捺染で作ったのぼりは1年持ちますよ。」と言われました。
ざっくりと価格を聞いたら、ポリエステル製ののぼりと同じくらい。
ただ写真のような精密なデザインは出来ないと言う点と、数枚同時に作る必要があるとのこと。
どうせ消耗品ですので、色を変えて3枚ずつ。デザインはぱっと見てすぐにわかりやすいデザインにして、制作をお願いしました。
製作期間は、約2週間。
出来上がってきたのぼり旗は、想像以上に良い感じ。
さっそく会社の前に立ててみて、もう大満足です。
これで今までののぼりとほぼ同じ価格で、耐久性は倍以上なんて、なんで今まで知らなかったんだろう。
というか手捺染自体を知らない人が多いということなんでしょう。
手捺染も日本の伝統的技術です。
もっとどんどん利用するべき技術だと思います。