Go Toのおかげで、全国の観光地にたくさんのお客様が押し寄せています。
けど、肝心の新型コロナウィルスの猛威は収まらないどころか、今まで以上の感染者数が連日報道されています。
旅館・ホテルとしては、今まで抑えていた浴衣などの消耗品が不足しているにも関わらず、ここで投資をしてもよいのか非常に判断に困った状況となっています。
シーツやカバーと言ったリネンサプライからのレンタルは、リネンサプライの補充に任せるとして、茶羽織や帯、浴衣を自前でそろえているところは、足らなくてなんとか回しているけどこの繁盛ぶりはいつまで続くのか、このまま感染者数が増え続けるとまた非常事態宣言が出てしまうのではないのか。ここで不足分の用品を揃えて良いのだろうか、今の状況はこのような感じになっています。
浴衣を取り上げてみると、正直今の在庫数ではこの先心配だし、年末年始の予約数を見ると明らかに足らない。じゃあ最低数だけ作ろうか、という感じの見積り依頼をここしばらく受けています。
「旅館浴衣の最低ロットは何枚ですか?」
こんな質問が本当にたくさん来ています。
結局、旅館やホテル様的には、「最低ロットは30枚です。」とか「最低ロットは50枚です。」みたいな返事が欲しいと思います。
旅館浴衣のプリントは、大掛かりな機械を使って行われます。
一気に大量の生地をプリントすることでコストを抑えています。
ですが、ここ数年「最低ロットで・・・・」の話が頻繁に来るようになったため、最低ロットの制限は無くなりました。
「少ない数でもプリントしますが、その分の工賃はいただきます。」
極端な話、1枚分からでもプリントしてくれます。
と言った工場の状況で、「最低ロットは何枚ですか?」と質問された場合、「逆に何枚必要なのですか?」という答えになってしまいます。「何枚必要なのか?」と聞くと、はて何枚必要なんだろう?最低ロットに合わせて見積もりしてもらおうと思ったのに・・・、みたいに返事に困ってしまう方が多いのですが、コレにはこちらも困ってしまいます。
結局のトコロ、先に挙げたように先が見えないお客さんの状況なので、必要なのは必要なんだけど何枚あればよいのか見通しがつかないという事かと思われます。
こんな時の為に昔から提案しているのが、日本製の定番浴衣を使ったらどうでしょうか?、という事です。
中国製のように耐久性が劣るわけでもなく、高い耐久性が有り万人受けするデザインの浴衣を旅館・ホテル様の定番浴衣として使うというやり方です。
少ない収容人数の旅館(民宿)・ホテルでは、追加枚数もそれほど多くの数を必要としません。
最初の投入時は、カタログ掲載の浴衣を別注扱いで作ることで1枚単価を下げ、追加の時には定番在庫品を必要枚数だけ購入する。この方法なら、質の高い浴衣を必要な時に必要なだけ購入できるため、コストを抑えることが出来ます。
このやり方のポイントは、やはり日本製の浴衣を使うということ。
中国製浴衣の倍の耐久性があるため長く使えますし、カタログに乗っている浴衣と同じデザイン(色)を使うことで”染め型”のコストもかかりません。
長年使われ続けてきた高い信頼がありますので、リネンサプライでの洗濯も安心して行えます。
どのようなデザインがあるかは、弊社ネットショップから御覧ください。
で、購入時には直接弊社へご連絡ください。ネットショップよりもコストを抑えられます。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/c6fccbdcc0.html
実際にこのようなやり方で浴衣をそろえたホテル様も、たくさんいらっしゃります。
九州の某ホテル様では、この「遊美 2色折り鶴柄」の青と小豆色を使っていただいています。
最初のOPEN時にはそれぞれ100枚ずつ購入していただいたのですが、そのときには別注扱いで定番の価格よりもかなり安く購入していただきました。別注扱いですと制作した浴衣はすべて購入していただきますので、こちらも在庫の負担がない分コストを抑えて提供できます。
その2~3年後かな、20枚ずつ注文をいただきましたが、それは在庫品でまかないました。
最初の別注扱いの時よりも高価ですが、新たに20枚作るよりは安く提供できます。
総合的に考えて、旅館・ホテル様が一番負担の少ないパターンをご提案するようにしています。
(他の方法ももちろんあります)
今回の新型コロナ禍の状況も、忌憚なく相談くださるといろいろなご提案が出来ます。