最近立て続けにオリジナルプリントの色々なものを頼む機会があってわかったこと。
「こちらから提出したデザインデータをそのまままプリントする事」
言っている意味が今ひとつわかりにくいと思いますが、要はプリントする時にプリントするものによってにじみ方が違うけどそれを指摘すること無く出されたデータそのままにプリントする、ということです。
ウチの会社でもオリジナルプリントの浴衣やタオル、シーツ、手ぬぐい等など様々な物にプリントしてオリジナルの物を作るのです生地によってにじみ方が違うのは当たり前のことだとわかっています。
今回、社内で使うものやウチの会社では苦手なものにプリントするような案件があって、他の会社の方と打ち合わせをしていく中、「このデザインだとにじみますよね。どのくらい隙間を空けます?」と聞いたところ「?」みたいな反応で・・・。よくよくツッコんで聞いてみると、「ウチは送ってきたデータ通りにプリントします」との話でした。
いやいやいや、それは駄目でしょ。だってお客様が希望しているものが出来ないでしょ。
まぁ、プリントする方としては「お客様の言うとおりにプリントしただけです。」ということです。
「にじむのを見越してデータを作らなかった方が悪いんです。ウチは言われたとおりにやっただけです。」
うーん・・・・・、いくら安くても、これじゃあきちんとしたモノはできません。
今回、いろいろな案件があって色々な会社と話をしたのですが、どこも基本的なスタンスは「言われたとおりにやるだけ」です。
ウチの会社のスタンスは、多分ウチに注文くださった方はわかると思いますが、色々な提案をさせていただいています。
基になるデザインの時点から、変更点を指摘し、またはコチラで変更したものを提案して、多少時間がかかってもお客様の希望に合ッタ物をつくります。
プリント業界の常識が「お客様の言う通りにやる。例えそれでよくないものが出来たとしても、言われたとおりに作っていればこちらの責任はない」なのかなぁ。
たまたまそういう業者にあたったのかと思ったけど、複数の業者が同じ様な対応だったから・・・・
そうは言っても、ウチの会社は今までと同じように、にじみが出るならデザインを変更して出来上がりがお客様の希望と同じになるようにしていきます。
なんだろう、コレってウチの会社のこだわりかな。