前回、タオルの記事を書いていてふと思ったのですが、タオルの各名称についてきちんと説明をしていませんでした。
改めて、タオルについて説明をいたします。
タオルには大きく分けて、「ハンドタオル」「フェイスタオル」「バスタオル」があります。
足ふきマットとして「バスマット」「サウナマット」がありますが、とりあえず体を拭くタオルとしては3種類になります。
「ハンドタオル」はおしぼりとも言われる小さなタオル。形は正方形、もしくは正方形に近い長方形です。
「フェイスタオル」は、顔や手を拭くのに適した長方形のタオルです。
「バスタオル」は身体を拭くために適した大きなタオルです。
それぞれ大きさと使う目的によって分けられていますが、タオルとして表面にパイルがあることは共通しています。
なおフェイスタオルですが、総パイルと呼ばれる全面にパイルのあるものと、「平地付き(綿付き)」の2つの形があります。
「総パイル」「平地付き」があるのは「フェイスタオル」だけ。「バスタオル」「ハンドタオル」にはありません。
「平地付き」の平字とは、両端についているパイルのない部分のことです。
この平字部分は、旅館やホテル、または会社名などをプリントするための場所になります。
パイルのある部分にプリントをすると浮き上がってしまい汚く見えてしまうため、あえてパイルのない部分を作りそこにプリントをするようにします。
という点もありますが・・・
実はフェイスタオルってほぼ同じ大きさです。
タオルの品質は糸の量=重さになっています。糸をたくさん使っている=重いタオル=質が良いタオル、ということで、タオルの品質は重さで表されます。その時の表示は、昔ながらの「匁(もんめ)」です。1ダースで何匁あるか、例えば160匁とか240匁とかの表示で品質を表しています。
で、フェイスタオルはどれもほぼ同じ大きさ、となると質の良いタオルは糸をたくさん使う=平地を作る場所がない=総パイルになる。
室の悪いタオルは糸が少ない=総パイルにするとスカスカでタオルの体をなさない=平地付きにする。
と、実はそういうこともあったりします。
実際に、平地付きのタオルは100匁~200匁まで。
総パイルは、200匁~・・となります。
基本的なタオルの名称は上記の通りです。
タオルは織機で織られた後、一枚ずつ縦横で裁断され、その裁断面を折りたたみ縫製されます。
長さ方向の縫製部分を「ヘム」。
幅方向の縫製部分は、特に呼び名はありませんがだいたい三巻きで縫い込まれています。
タオルの表裏は、この縫製の部分で見分けます。
多分、これは皆さんよく知っているんじゃないかな。
縫い目が出ている方が「裏」になります。
記事が想定外に長くなってしまいました・・・
写真多めで説明文は少なめで、と思っていたのですが、かなり長くなってしまいました。
なので、また続きは別の記事で。