注染工場がいっぱいです。
注染の手ぬぐいは、主に「東京」「浜松」「大阪」の三ヶ所で作られています。
大量に生産しているのは、主に「浜松」と「大阪」です。
弊社は、「浜松」と「大阪」の工場と提携しているのですが、その両方から「今注染手ぬぐいはいっぱいいっぱいだから、納期に気をつけてくださいね」と言われています。
具体的には、受注から2ヶ月以上かかる との事です。
来年はお祭りもイベントもコロナ前と同じように行われると思いますが、それに手ぬぐいを使う場合は今まで以上に納期がかかります。
今までですと、納期は焼く1ヶ月。その倍以上かかるということです。
理由は、人手不足。
そう、「浜松」も「大阪」も同じです。
新型コロナ禍で注染工場も注文がなくなり、非常に厳しい状況が続きました。
そのため職人を減らしてしのいだ所もあれば、工場自体を閉鎖してしまった所もあります。
つまり生産できる量が少なくなっていました。
そこへ今までと同じように注文が来ても、もうできません。
じゃあ人を増やせば良い、と言うかもしれませんが、注染は職人の技術によるところが大きいので、職安に募集を出して入れました→すぐに現場で生産を、というわけにはいきません。
昔のお客さんが言った「出来ないとかいう工場はさっさと切って、別のできる工場で作ってよ」。
もうそんな事ができる状況ではありません。
どこの工場も出来ないものは出来ません。
選べるほど工場もありません。
でも意外と先の言葉を言うような人はけっこう居たりします。
職人不足がそこここで言われている時代です。
製造側の力が強くなる時代はすぐそこまで来ているのかもしれません。
で、注染のオリジナル柄の手ぬぐいですが、今までのようにすぐに出来るものではありません。
余裕をもって、早め早めに注文をお願いします。