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プリントの工賃

弊社では、手ぬぐいやTシャツなどへのプリントも承っております。

主にやっているのは、シルクスクリーン型を使った手でこするプリントです。

Tシャツプリントでよく言う「染み込みプリント」とかいうヤツです。

このプリントは、弊社内で行うのではなく、専門の工場にお願いしています。

 

要は、シルクスクリーンの型に顔料を乗せ、生地の上に置き、ヘラでこすってプリントをする、ということなので、手ぬぐいとかタオルだけでなく、型が浮かずにしっかりと生地に密着でき、水溶性の顔料を弾かないような生地であればプリントすることができます。

 

プリントする場所に限りがありますが「浴衣」にも、「帯」にも、さらにトートバックやTシャツといった商材から法被などの襟にも行っていたりします。

 

 

 

手捺染 プリント

弊社でよく頼まれるのが、「祭り 手ぬぐい」。

「半豆 祭」柄の手ぬぐいに、名前を入れてほしい、といっ相談をよくいただきます。

町内会、自治体の名前を入れてほしい、といったところが多いでしょうか。

 

手ぬぐいをいちからデザインするのではなく、定番の手ぬぐいにちょっと自分たちの名前を入れる、とこれだけでオリジナルの手拭いができるわけです。

 

 

半豆 祭柄 手ぬぐい

で、このプリントですが、先にも書いた通りにシルクスクリーンの型を生地(手ぬぐい)の上に置き、密着させ、顔料をヘラで擦ります。

入れたい文字の大きさによって型の大きさも変わり、型が大きくなると手間もかかるため、工賃が高くなります。

当然、入れたい文字が大きくなると使う型も大きくなりなす。

 

「なんでもう少し大きくできないんだ」言われても、文字が大きくなれば型も大きくなり、工賃も上がります。

それを了承してくだされば対応できますが、工賃を抑えたいから小さな型でやりたくて、プリントの文字は大きくしたい、と言われてもできないものはできません。

 

 


弊社では、できるだけ安く提供したいと思っているので、最初は一番小さな型を使った場合の大きさでご提案します。

それで満足いただけない場合は、もう少し大きい型を使い、それに合わせて再見積もりいたします。

また上記の写真のように、イラストレーターにて原寸大のデザインを作り、それをプリントアウトしたものを実際の手ぬぐいにのせて、その写真にて確認をしていただいています。

 

当たり前すぎることなのですが、文字は長さと高さがあります。

長さばかりこだわると高さが低くなり、文字全体が小さくなります。

逆に文字を長くすると高さも高くなり、思った以上に押しの強い感じになったりします。

 

また、手ぬぐいを広げたときはちょうどよいけど、実際に使うときには畳んで渡して、そのときにみると思ったよりも大きかった、みたいなこともあります。

だからといって、各大きさごとに型をつくり、試しで一枚ずつプリントしてみる、みたいなことは大変ですし手間もお金もかかります。

なので上記のような写真をみて、想像して判断して貰う必要があります。

 

 

 

このプリント、もともと旅館やホテルなどで使うタオル専門にプリントしていた工場ですので、非常に強いのが特徴です。

タオルの他にもシーツや枕カバーなど、繰り返し洗濯をすること前提の商品にプリントするわけなので、当然高い耐久性が必要です。

 

実際にプリントした商品を見てみると、プリントよりも生地のほうが先に穴が空いたりしています。

 

あまり知られていないプリント工場なのですが、技術的にはかなりすごいものだと思っています。