一応、HPにも専用ページが有るのですが、(https://www.ryokan-yukata.jp/how-to-order/) オリジナルの旅館浴衣を作るまでの流れを改めて説明いたします。
大雑把に言うと、
- デザインが決まる。
- 金額が決まる
- 制作にかかる
この流れになるのですが、うーん・・どうも色々すっ飛ばして「いくらで出来る?」「納期、どのくらい?」と問合せてくる方が多いようで。
例えば、自動車を買うとき、
- 車種を決める
- オプションを決める
- 金額が出てくる
- 納期が決まる
こんな感じじゃないですか。
オリジナルで浴衣を作るとき=オーダーメイドで浴衣を作る、というわけですので、
- どんな浴衣がどのくらい欲しいのか
- その浴衣がいつ欲しいのか
まず、このくらいの情報が必要となります。
「いくらなのか」「いつできるのか」はその後になります。
というか、こちらだって適当なことは言いたくありませんので、デザインや枚数や仕立が決まっていない浴衣の単価は言いたくありません。
弊社でデザインを起こす場合、まずロゴや入れたいデザイン、そのホテル・旅館の雰囲気、客層などを聞き、ざっくりといくつかのデザインを起こします。
上記のデザインですと、山間のホテルでイメージカラーが緑、カワセミを入れてほしい、とのことで、7デザインを作りました。
この中で一つ選んでいただき、それをまた文字の大きさや配置などを変えて3パターン作りました。
新しいデザインを送ると、それに対して色々な指摘や意見が出てきます。
その都度デザインを変更し、最終的に納得するデザインになるまで修正を繰り返します。
修正箇所を少なくするには、最初のイメージの要望がより具体的であることが必要です。
一般的な寝巻き仕立でしたらサイズや枚数に話が移るのですが、もし特殊な仕立が必要ならまず仕立方を決めないといけません。
必要に応じて、1枚サンプルを作る必要が(有料)がある場合もあります。
仕立が決まれば「サイズ」と「サイズごとの枚数」です。
旅館浴衣には、決まった定番のサイズはありません。
各ホテル・旅館ごとにサイズが違っています。
例えば、お年寄りの多いところですと、Mサイズ:身長150cmくらいの人向けで、若い人が多い、外国人が多いところですと、Mサイズ:身長160cmくらいの人向けで作ります。
もし今使っている浴衣がちょうどよければ、同じサイズでお作りします。
「浴衣のデザイン」「仕立」「枚数」「サイズ」が決まれば、お見積りをいたします。
その金額で良ければ、ご注文のご連絡をください。
その際には、必ず「メール」「FAX」といった”書いたもの”でお願いします。
ご注文の連絡が届き次第、弊社から折り返しの「注文承諾」のご連絡をいたします。
それから制作に入ります。
オリジナルで浴衣を作るのですから、やはりそれなりに手間がかかります。
簡単に出来るわけではないことをご了承ください。